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ドローン×通信×AIで社会課題を解決する
国産ドローンメーカーのリーディングカンパニー

北海道ドローン実装促進事業委託業務における平時と災害時をまたぐドローン活用に向けた飛行実証(第2回目)

~福島町防災訓練におけるドローン演習を通じた災害時のドローン活用実装に向けて~


2024年10月9日

ほっかいどうドローン実装促進事業推進コンソーシアム


本実証のポイント:

(1)北海道内初となる自治体の防災訓練内でのLTE通信を活用したドローンの遠隔制御

・携帯電話の通信網を利用し、従来の課題であったドローンと操縦者の距離の制約を超え、遠方の安全地帯から安全が確認されていない地域の状況をドローンで確認

(2)ドローン撮影映像のリアルタイムな「映像伝送×画像解析」による人検知

・ドローンで撮影した映像をリアルタイムで遠隔地の災害対策本部等、複数拠点に同時に配信し、迅速な被災状況の把握および対策の決定等に役立てることが可能。

・被災地域の映像をAI画像解析にかけ、人を検知することで、避難誘導や救助に役立てることが可能。



 株式会社エヌ・ティ・ティ・アド(代表取締役社長:東 明彦、以下「NTTアド」)と株式会社NTT e-Drone Technology(代表取締役社長:滝澤 正宏、以下「NTTイードローン」)を幹事会社として組成した「ほっかいどうドローン実装促進事業推進コンソーシアム」は、北海道が目指すドローンの社会実装による地域課題の解決に向け、自治体の関心の高い災害対応に関し、今年7月31日に第1回目飛行実証を実施しました。

 第2回目となる今回の実証は、昨今の大規模地震発生のリスクの高まりを鑑み、災害時におけるドローンの活用にフォーカスし、福島町防災訓練を舞台に福島町、DX体験授業の一環でドローンを学んでいる福島商業高等学校ならびにドローンを活用した業務効率化に取り組む地場企業の中塚建設株式会社とも連携し実施します。



1.実証概要

 昨今、地震による甚大な被害、大規模な地震発生のリスクが高まる中、沿岸部に所在する地域にとっては津波への対策が不可欠であり、また、能登半島地震でも見られた大規模な土砂崩れ発生時の被害状況の把握を迅速に行うことが課題となっています。それらの課題解決に向け、災害時のドローンの活用を「実装」するため、防災訓練において実際の発災時を想定したケースに基づき、ドローン活用実証を実施します。

(1)実証内容:

・実証① LTE通信によりドローンを遠隔制御するとともに、空撮映像のリアルタイムな「映像伝送×AI画像解析」を活用した避難誘導支援

     ※映像伝送ならびに画像解析は、NTTイードローンと株式会社 Red Dot Drone Japanによる共同開発中のアプリケーションを活用します。

・実証② ドローン空撮画像の迅速な「オルソ化(写真合成)×GISデータ(住宅地図)連携」による土砂災害等の被災状況把握

(2)防災訓練実施場所:福島町総合体育館(住所:北海道松前郡福島町字三岳25)

※ドローン実証は、以下の図のとおり福島町総合体育館をメイン拠点とし、実証①は吉岡漁港付近の船揚場(座標:41.443007728193585, 140.2378601475684)、実証②は豊浜地区(座標:41.45002170754647, 140.23862957797982)にて行います。



(3) 防災訓練日時:2024年10月21日(月)  12時00分~15時30分

※ドローン実証は、13時00分~14時00分にて実施予定

(4) 取材参加方法:以下のURLより、10月17日(木)12時までにお申し込みください

本実証を取材頂ける方は、10月21日(月)12時50分に福島町総合体育館へお越しください。なお、本実証の取材場所(福島総合体育館)と実際のドローン飛行場所が離れているため、ドローンの飛行模様も撮影頂けるよう、本実証前のテストフライトも公開します。撮影をご希望の方は10時10分に「吉岡漁港付近の船揚場」(座標:41.443007728193585, 140.2378601475684)までお越しください(テストフライトは10時15分から11時10分までを予定)。

※上記締め切り以後も取材のご参加を受付いたしますが、ご参加者さまの人数把握のため、期日までのお申し込みにご協力をお願い致します

※お申込みいただいた際のご連絡先に、天候等の状況により、開催状況に関する情報を発信いたします

(5)その他:

・荒天の場合、防災訓練当日のドローン飛行は中止する可能性がございます

当日のドローン飛行が中止となった場合、事前に実施した映像を活用し、福島町総合体育館内のみでドローン活用演習を行います。

   

2.体制

 今年7月31日に実施した第1回目飛行実証と同様の体制にて、災害時のドローン利活用、ドローンにて取得したデータの活用、実装に向けた情報発信等、各社の知見・ノウハウを活かし、第2回目飛行実証となる本実証に取り組みます。



3.今後の取り組み

 今回のドローン飛行実証に加え、将来の担い手育成ならびにドローンの社会実装のための社会受容性の向上を目的に、福島町内の学生および保護者様等へワークショップを開催し、社会実装に向けた地域づくりモデルの創出に取り組みます。

また、前回および今回の実証等を通じて得られた知見を、北海道庁と連携し、北海道内の市区町村に展開してまいります。


<参考>

●福島商業高等学校について

 福島商業高等学校の令和5年4月の新入生は9人。2年連続で10人を下回ると募集停止の対象となるとされ、廃校の危機に瀕していましたが、ドローンを活用した授業や、資格取得の支援など独自の特色あるカリキュラムで全国から生徒を集め、令和6年4月の新入生は29人に上りました。


●中塚建設株式会社について

 1965年に創業した福島町内に所在する土木・建築工事業を営む建設会社。ドローンを活用し、測量や設備点検業務の効率化を図るとともに、福島町内での土木工事にもドローンを活用し、地域貢献に取り組んでいます。


●第1回目飛行実証について

 今年7月30日から8月1日にかけて、水産業を基幹産業とする地域にとって、新たな収益となる可能性を秘めたブルーカーボンクレジットの認証に向けたコンブ養殖場および藻場の計測、赤潮の判定等の地域課題等に関して、ドローンを活用した実証を実施しました。


 

 

<本件問い合わせ先>

ほっかいどうドローン実装促進事業推進コンソーシアム

株式会社NTT e-Drone Technology

サービス推進部 門脇・高本

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