農薬肥料メーカと連携
農薬肥料の散布マニュアル
NTT e-Drone Technologyでは、農薬肥料メーカー様と連携し、ニーズの高い農薬肥料について散布検証を実施し、マニュアルにまとめています
各マニュアルに記載の数値は、飛行速度15km/hにて運用時のシャッター開度の目安値です。
散布前に必ず、取扱説明書記載の方法で吐出量を計測し、適切なシャッター開度へ調整をしてください。
<参考資料>
粒剤を詰まらず散布するための確認ポイント | NTTe-DroneTechnology (nttedt.co.jp)
豆つぶ®剤の散布で詰まりが発生した際の対応方法 | NTTe-DroneTechnology (nttedt.co.jp)
<引用>農林水産省ホームページより
「農業用ドローンの普及計画」におけるドローンで使用可能な農薬の適用拡大に関する取組:農林水産省 (maff.go.jp)
農薬の登録について
農林水産省が、使用基準に従って使用すれば安全であると判断できる農薬だけ、農薬取締法に基づき登録を行っています。農薬取締法により、登録されていない農薬は使用できません。また、登録の際には使用できる「作物名」や「使用時期」、「使用量」、「使用方法」などの「使用基準」を決めており、農薬が登録されていても使用基準以外の方法で使用してはいけません。
ドローンで使用可能な農薬
ドローンは積載重量が少なく、薬剤タンクの容量が小さいため、高濃度・少量での散布が可能なドローンに適した農薬数の拡大が求められています。
ドローンに適した農薬は、「使用方法」が、『無人航空機による散布』、『無人ヘリコプターによる散布』、『無人航空機による滴下』又は『無人ヘリコプターによる滴下』とされている農薬です。
なお、使用方法において、散布機器が指定されていない『散布』、『全面土壌散布』などとなっている農薬についても、その使用方法を始め、希釈倍率、使用量等を遵守できる範囲であれば、ドローンで使用可能です。
AC101で使用可能な肥料
「空中散布用」として製造し販売されている肥料であれば原則可能です。
ただし、インペラ速度の調整が十分でない場合に、肥料がスキッド(ドローンの脚部分)にあたり跳ね返りプロペラを傷つける事象の報告を受けています。
プロペラが傷つくような跳ね返りの原因は、主に肥料の硬さ並びに比重とインペラ回転速度の関係と想定しています。
肥料を散布する際に、できるだけ遠くに散布したいと考え、インペラ速度を高速に設定した場合に、勢いよく散布しプロペラが傷つくケースがあり得ると考えています。
そのため、粒剤散布装置で肥料を散布する場合には、以下の点にご留意いただきご利用ください。
・肥料メーカーが「空中散布用」として販売している肥料を利用する
・実際に肥料を散布する前に、地上で散布を試み※、プロペラで跳ね返るような事象や他に気になる事象が確認された場合には、散布を控える
※インペラの速度を徐々に上げることを推奨しております
圃場のスミの撒きムラ防止
空中散布用として販売されている1キロ・3キロ・豆つぶ剤等(肥料含む)を散布可能。扇形に放射する散布ではなく、横長に均一に散布する「かまぼこ型」に散布することで、狭い圃場の端にもムラなく粒剤を散布可能
ワンタッチで脱着可能
液剤と粒剤を散布したい圃場があった際、現場で工具無に簡単に脱着し散布することが可能
播種についても実証
リゾケアの散布実証も実施